「多胎児家庭支援についての要望書」提出

ちばネットの政策プロジェクトから発展した「多胎児の保護者への支援を考える会」が要望書を提出しました。
11月10日、千葉市長宛の「多胎児家庭支援についての要望書」を用意し、現役双子ママさんと赤ちゃんも同席の上、関係所管課(幼保支援課、健康支援課、業務改革推進課、総括として子ども企画課)の職員に、説明を加えながら意見交換をしました。


2021年11月10日

千葉市長 神谷俊一様               

                        多胎児の保護者への支援を考える会

多胎児家庭支援についての要望書

 私たちは千葉市で多胎児を育てる保護者とその支援を一緒に考えるメンバーです。通常でも子育てにはさまざまな困難がありますが、双子や三つ子の育児は本当に大変です。日常生活では、お風呂入れ、おむつ替え、頻繁なミルクや食事の世話、そこから寝不足やひとりになる時間もなくなるといった状況から、心理的負担が大きいのが実情です。たとえ、夫の協力を得られたとしても、昼間はほぼ1人で育てている状況は変わらず、孤立感や不安に襲われることもしばしばあります。
 また、子育てひろばへ行くにも準備が大変で、体力も必要です。特にコロナ禍で集まる場所が限られているため、オンラインで同じような境遇の保護者がつながって、情報交換できるような仕組みがあれば、とても助かります。
 さらに、おむつなど消耗品などにも倍以上に費用がかかるうえ、産後、退院してからも子どもが入院していると病院まで通わなければならず、体力だけでなく、経済的にも負担が大きいです。双子用のベビーカーなどの育児用品を地域で譲り合いできるようなしくみもあれば助かります。

 厚生労働省では、産前・産後サポート事業の中に多胎妊産婦への支援を盛り込んでいます。多胎児の育児経験者家族との交流会等の実施や、多胎妊婦が入院している場合、外出が困難な場合など、必要に応じて多胎児の育児経験者によるアウトリーチでの相談支援を実施する「多胎ピアサポート事業」を行うことができます。さらに、多胎妊婦や多胎家庭のもとへサポーターを派遣し、外出時の補助や、日常の育児に関する介助を行う「多胎妊産婦サポーター等事業」の予算を計上しています。これを受けて、東京都内の自治体では、早いところは2020年度から事業が始まっているところもあります。また、県内でも山武市では、利用者負担の少ない事業(はぴサポ事業)が始まっています。

本市でもぜひ、国のしくみを活用して支援をしていただきたいと考え、以下要望します。

 記

1.育児負担軽減のための支援
 ①健診、予防接種、両親学級や子育て教室等への外出時の同行サポートのしくみづくり
 ②家事支援・育児支援・一時預かりの手続き簡素化と確実化
  (本当に困った時に手続きの負担少なく、断られずに使えること。
   オンライン申請が選べること)
 ③予防接種・健診時の記入項目の簡素化またはデジタル化
  (例えば母子手帳アプリの導入など、何度も同じ事を書かずに済む方法に改善すること)
 ④医療費支払いのキャッシュレス化
 ⑤産後支援に関するコーディネーターの配置
  (どんなしくみがあり、どのように使えば良いかのアドバイスができる人の配置)

2.孤立予防・仲間づくりに関する支援
 ①保健福祉センター主催によるオンラインによる交流の機会、相談事業の創出
 ②多胎児サークルの開催回数を増やすこと
 ③子育て支援団体の情報収集と積極的な紹介
 ④個別訪問・ピアサポート訪問
 ⑤妊娠期の両親学級などの会場を最低一回は地域の子育て支援施設とすること
  (事前に知っておくことで出産後に、子どもを連れて行きやすくするため)

3.経済的支援
 ①同行サポートや家事・育児援助事業の費用補助
 ②消耗品(ミルクやおむつなど)への費用補助
 ③多胎児用育児用品の譲り合いやリユースのしくみづくり
 ④健診時の交通費費用補助